日本を代表するイラストレーター米山舞さんとコラボレーション

米山舞 × 永楽屋 手ぬぐい『BONE』、『CELL』を制作

ご挨拶

 アートとしての手ぬぐいの価値を追求し続ける老舗ブランドが進めるアートプロジェクトの第 2 弾。今回は、現代日本を代表するアーティストとコラボレーションし、オリジナル手ぬぐいを作り上げた。手ぬぐい本来の価値はもちろんのこと、アートとしても愛される手ぬぐいの未来に向けて、チャレンジを続けます。

ロンドンにて開催のアートフェア「START ART FAIR 2021」に作品も出展された、日本を代表するイラストレーター米山舞さんとのコラボレーションによって、「米山舞×永楽屋手ぬぐい『BONE』」と「米山舞×永楽屋手ぬぐい『CELL』」ができました。

米山舞さんとともに制作したプレミアムな手ぬぐいを、ぜひお手にとっていただければと思います。

十四世 細辻伊兵衛

「米山舞×永楽屋 手ぬぐい」

「米山舞×永楽屋 手ぬぐい」は、日本の代表的染色技法のひとつである型友禅で染められ、モノトーンの濃度に沿って8版もの型を作成。一枚一枚丁寧に版を重ねることで、米山舞作品の繊細な線やグラデーションを美しく再現しております。ケバの少ない上質な糸を昔ながらの織機を用い、国内で時間をかけて丁寧に織られた生地はきめが細かくなめらかな肌触りです。

デザインには米山舞作品より『BONE』と『CELL』。そこに米山舞さんが新たに手を加え、『BONE』には銀、『CELL』には金の染料で特別なアクセントを施しております。

「自分の内側にあるミクロなものの存在を認識したいと思い、それに対しての印象や感覚をドレスとのデザインとして具体化させた」というこれら作品の繊細かつ奥深い魅力を、永楽屋手ぬぐいの豊かな肌触りとともにお楽しみください。

「米山舞×永楽屋手ぬぐい『BONE』」

サイズ:約 91cm×36cm
素材:綿 100%
仕様:型友禅、部分的に銀の染料

「米山舞×永楽屋手ぬぐい『CELL』」

サイズ:約 91cm×36cm
素材:綿 100%
仕様:型友禅、部分的に金の染料

手ぬぐい制作について

制作にあたっては、米山舞さんに実際に永楽屋本社までお越しいただき、代表の十四世 細辻伊兵衛と打ち合わせをさせていただきました。手ぬぐい製作の技術、質など詳しくお話を聞いていただき、「世界が驚くような手ぬぐいを作ろう」と両者が意気投合し、本プロジェクトが開始致しました。

米山舞さんと代表の十四世 細辻伊兵衛

『CELL』と『BONE』の手ぬぐい制作にあたっては、手ぬぐいサイズにするために米山さんにイラストへ新たに加筆をいただきました。また、手ぬぐいとして各作品の新たな魅力を引き出すため、それぞれに金と銀の染料でアクセントを施しました。こちらも米山さんにイラストへ新たに手を加えていただきました。

その米山さんのイラストのデータを元に、永楽屋では米山舞作品の美しいモノトーンのグラデーションを型友禅で再現するため、濃度に沿って8版の型に分けました。

そして数種類の染料を掛け合わせ、調合して色を再現。8つの型を寸分狂わず合わせ、型1枚1枚を染色し、再現しております。

「米山舞×永楽屋 手ぬぐい『BONE』」の版

また永楽屋では、アート作品の色や階調を細密に再現するため、十四世細辻伊兵衛が開発した、糸の密度が高く、丈夫で滑らかな生地を使用し、それを可能にしています。

米山さんには 3 度にわたって色見本を確認いただき、両者が納得できる手ぬぐいに仕上げました。

■米山舞さんのコメント

今回自分のイラストを歴史のある永楽屋さんで手ぬぐいにしていただけたということで、コラボすることができ光栄に思います。

白黒の発色を美しく再現して頂き、また金、銀の染料が映える仕様にしていただいています。

絵画とはまた違う絵の楽しみ方として、ぜひ手にとっていただきたいです。

■「SAISON CARD Digital< YONEYAMA MAI >」

STOREE SAISON(ストーリーセゾン)でも販売中。

こちらから

■米山舞プロフィール

長野県出身。

アニメ制作会社ガイナックス(代表作『新世紀エヴァンゲリオン』)にてアニメーターとしてキャリアをスタートする。その後、日本国内外から高い評価を受けるアニメ制作会社トリガーにて『キルラキル』作画監督や『キズナイーバー』キャラクターデザイン等を担当し頭角を現す。2019年に日本で大ヒットしたアニメ映画『プロメア』ではヴィジュアルデベロップメント等の中心的役割を務めるなど、アニメ・イラスト業界において確かな存在感を発揮している。

さらに、エヴァンゲリオンアパレルブランド『RADIO EVA』にてメインビジュアル等を手掛けるなど、イラストレーターとしての活躍も目覚ましい。

そして、2019年に個展「SHE」、2021年には個展「EGO」を開催し、アーティストとしての活動も本格化している。日本のみならずアジアの要素を含む広く深い感性と、アニメーター出身ならではの卓越した技術に裏打ちされたシチュエーションを伝える表現力が融合した、感情や動きの流れを感じさせる描写が特徴。

■十四世 細辻伊兵衛

京都観光おもてなし大使
京都令和博覧会実行委員
京都伝統産業青年会 直前会長
四条繁栄会商店街振興組合理事
智恵光院 檀家総代
袋中庵 檀家総代

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自動車メーカーのエンジニアを経てアパレル業界へ転身。
1985年「Yin & Yang」ブランドプレステージショップの店長を経て、独立を果たす。
1992年 株式会社 永楽屋入社。
1994年 代表取締役就任。
1999年 代表取締役社長就任。
2000年 十四世 細辻伊兵衛襲名。
永楽屋初となる店舗展開をスタート
以降、精力的に改革を行い京の老舗型SPAを確立
2015年 永楽屋創業400年を機に、東京青山・スパイラルにて
2016年 九州初開催となる個展「14世・細辻伊兵衛てぬぐいアート展」を
福岡天神イムズにて開催。
夏には2年目となる京都髙島屋1Fでの個展を開催し話題となる。
自身初となる個展「14世・細辻伊兵衛てぬぐいアート展」を
開催し好評を得る。

同年、京都でも個展を開催(京都髙島屋1Fゆとりうむ)
「日経スペシャル ガイアの夜明け」出演
以降毎年個展を開催中

メディア多数出演

■永楽屋について

創業以前、織田信長公の御用商人として活躍し『永楽屋』の屋号と細辻の姓を拝領。その後、江戸時代初期の元和元年(1615年)に綿布商として創業。現在では手ぬぐいや風呂敷などを始めとした日本最古の綿布商として京都にて十四代、400年に渡って商いを続けております。

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